家計を節約するには、支出を固定費と変動費の2つに分けてそれぞれの削減方法を考えるという方法があります。
ここでは固定費と変動費それぞれの具体的な内容と削減する方法をみながら、どのように管理すれば効果的に家計費を節約できるかについて探っていきます。

固定費を減らす家計管理術

固定費とは、毎月発生する一定額の費用のことをいいます。
住宅ローンや家賃といった住宅費・保険料・車の維持費などが内容となる固定費は、毎日の生活に欠かせないものにかかる費用なので失くすことはできませんが、うまく管理すれば減らすことが可能になります。
例えば住宅費についていうと、住宅ローンを借り入れた当時と現在の金利に違いがある場合は、固定費が削減できるケースの1つです。月々の返済額を減らせる場合もあるため借り換えを検討する必要があります。一方借家の場合に検討するのは、今の住まいの広さや立地条件等が本当に必要であるのかということ。他の安い物件でも満足できるものであれば、転居することでかなりの住居費が削減できます。
また生命保険や学資保険等さまざま種類のある保険ですが、加入時の内容のまま保険料を支払い続けているのであれば一度見直しが必要です。家族構成等その時々のライフスタイルによって適した保障内容が異なってくるからです。無駄な保険は解約し保障内容を現在のニーズに沿ったものに変更すれば、保険料の削減につながります。
通信費も固定費の一つですが、削減できる可能性のあるものは携帯電話の使用料。現在加入している月額プランに無駄はないか等をチェックし自分の使用状況に適したプランを選択することも、家計管理術の一つです。また最近では、大手キャリアよりはるかに安い料金でサービスを提供している、格安SIMと呼ばれる通信サービスも普及しています。これにはデータ通信だけなら月額0円というところもあり、格安SIMに乗り換えるのも通信費を削る方法です。
さらに先に固定費は日々の生活に欠かせない費用であると述べましたが、車の維持費はゼロにすることもできるものです。車は所有していることに伴って自動車保険・駐車場代・ガソリン代等の維持費がかかるので、月に数えるほどしか利用しなかったり短時間しか乗らないのであれば思い切って手放して車関連の費用をゼロにするということも考えられます。手放してどうしても必要な時にはレンタカーやカーシェアリングを利用するというやり方は、固定費の大きな削減方法です。

変動費の節約は、手軽にできる家計管理術

家計の支出のもう一つは変動費と呼ばれる費用で、これは毎月決まった額ではなく活動の頻度や度合いによって額が変わってきます。
食費・交際費・レジャー費等が変動費に含まれますが、これらは固定費とは異なり毎日の生活に必ず必要とされるものではありません。今月は外食を減らしてなるべく自宅で食べるようにしようとか旅行は次の機会まで待とうというように、変動費の支出は少し我慢すれば減らすことができ、節約の効果がすぐ現れます。このように変動費を削減することは、より手軽にできる節約のための家計管理術であるといえます。
なお外食による支出を抑えることに役立つのが、料金の割引等のサービスが受けられるクーポン。食費を抑えるために外食を我慢しなくても、30%割引というクーポンを使えば満足しながら節約できる場合もあるのです。

効果的に節約するのなら、固定費の削減を!

上記のように変動費の節約には手軽にできて効果もすぐに表れるというメリットがありますが、その反面その効果はあくまでも一過性で、毎月一定額の節約を続けることは困難です。さらに変動費を削減する時には我慢が伴うため、節約するたびにストレスが溜まるということも考えられます。
これに対して固定費を削減するメリットは、一度見直しを行えば毎月一定額が確実に減り続けるということ。変動費の削減よりも継続性があり効果が高く、しかも意識しないうちに費用を減らしているのでストレスも溜まりません。
これらのことから、家計費の節約に適した家計管理術とは、固定費の削減に視点を当てた管理であるということがわかります。固定費・変動費ともに、無理な我慢をすることなく無駄を省いた家計管理をして、物質面精神面共に豊かな毎日を過ごしてください。

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