セミナーを開催するためにはセミナーの参加者を集めなくてはなりません。

セミナーだけに限ったことではありませんが、参加者を集めるための方法(集客方法)はひとつだけではありません。集客方法にはどのような方法があるか、皆さんはご存知でしょうか?

おそらく、大まかなことは分かっていても、詳しくは理解していないという人もいるのではないでしょうか。それぞれのセミナーにおすすめの集客方法は、セミナーの内容や集めたい参加者の年代などによっても変わってきます。今後、セミナーを開催することが決まって、参加者を集めたいという時の参考にもなればと思いますので、ここからはセミナーの参加者を集めるためにはどのような方法があるのかまとめていきます。

まず、セミナーを開催するとなると、お金がかかるのはもちろんですが、参加者が集まってくれるか?という心配が真っ先に出てくるのではないでしょうか。
参加人数(定員)を決めてから、集客を始めたり会場を借りたりすることになりますが、広い会場を借りて万が一集客できなかった場合、赤字になる可能性もないとは言い切れません。
だからと言って定員を少なくしすぎてしまうと、参加費が割高となってしまうこともあります。
そのような事態を防ぐためにも、セミナーの定員を決める時には過去のセミナーの情報を参考にしてみると良いでしょう。過去に開催された、似たようなタイプのセミナーや、同じ地域で開催されているセミナーを参考にしてみるのがおすすめです。

セミナーは、数ある集客方法の中から一つの方法だけを利用するのであれば、定員数の参加者を集めることは難しいです。例えば、ある一つのSNSを利用して集客しようと考えている場合、セミナーの参加者はそのSNSを見た人だけになります。
当然、そのSNSで発信された情報を見たすべての人が、セミナーに興味を持ってくれるという保証はありません。そのSNSを見て100人が申し込んでくれるかもしれませんし、もしかしたら10人ほどしか申し込んでくれないかもしれません。
セミナーの会場を借りるのもお金がかかりますし、そのような状況は避けたいところだと思います。そのような状況にならないためには、いくつかセミナーへの窓口を作っておかなければならないのです。どのような窓口を作っておけば良いか、ということについては一概には言えず、セミナーの内容やセミナーの対象者など、それぞれのセミナーに合った方法で集客をするのがベストです。
どのような集客方法があるのか、数多くの方法の中からいくつかピックアップしてまとめます。

SNS(Facebook)を利用した集客方法

最近では様々なSNSが普及しています。中でも年代を問わず多くの人が利用しているのがFacebookです。Facebookは、知り合いと交流したり興味がある情報を知ることができたり、いろいろな使い方ができます。
数多くの企業が自社のページを作っていますが、個人でもイベントページを作成することができます。セミナーに関するイベントページを作成すれば、まずは友達やフォロワーにセミナーの開催をお知らせすることができます。そのイベントページを見た友達やフォロワーが“いいね!”を押すことによって、自分とは直接的な関わりがない、友達の友達やフォロワーの友達に広まります。
さらにその友達が“いいね!”を押して、その友達の友達に広まり…という流れができます。そうすることで、セミナーに興味を持って参加してみたいという人が自然と増えていきます。
もちろん、イベントページを作成すると言っても、手当たり次第に何でも書けば良いというわけではありません。イベントページを作成する際にはポイントがあります。
まず、セミナーを行う目的や、そのセミナーに参加することによって得られるベネフィットがどのようなものかを分かりやすくまとめておきましょう。セミナーは、自分にとって有益だと感じた場合に参加することがほとんどだと思いますので、セミナーの目的や得られるものが分からないことには、イベントページを見た人も興味を持つことができません。
情報がごちゃごちゃになっていると、そのイベントページで何を伝えたいのかが分からなくなってしまいますので、客観的に内容を確認しながら作成するようにしましょう。次に、最も伝えたい情報は、そのページを見た時に最初に目につくように記載しましょう。Facebookの場合、イベントページの詳細を記入する欄は、11行から12行を超えるとたたまれる仕様になっています。
本当に伝えたいことは、簡潔にまとめて、イベントページを見た時に最初に目に入るように工夫しておきましょう。
イベントページを作成するだけであればお金はかかりませんが、もしお金をかけることができるのであれば、Facebook広告を利用しても良いでしょう。Facebook広告は、様々な人を対象にしてターゲット広告を作成することができます。Facebook広告を利用するためには、まずはFacebookページを作成する必要があります。
個人でセミナーを開催する場合、自分のFacebookページ(アカウント)はすでに持っていると思いますが、別のアカウントは持っていないことも多いと思います。自分のアカウントを使用することもできますが、プライバシーが心配という人もいるのではないでしょうか。
そのような場合、セミナー用として使用できる別のアカウントを作成したほうが良いかもしれません。次に、先ほど記述したイベントページで集客する場合と同じように、イベントページを作成しましょう。イベントページを作成する際のポイントは、先ほど挙げたものと同じなので見返してみてください。その次は、いよいよ広告の出稿です。
Facebook広告は、予算を自分で決めることができます。そのため、限られた予算内での広告運用が可能となっています。最大の特徴として、細かくターゲット設定をすることができます。
そのことによって、開催するセミナーの対象者に合わせたターゲット設定をすることが可能です。Facebook広告の利用方法としては、簡単にまとめるとここまでになります。
もう一つ、Facebook広告とは直接的な関係はないものになりますが、さらに集客につながる方法がありますので紹介します。Facebookには、Facebook広告とは別に、セミナーやイベントの告知をするための公開グループが数多くあります。
中にはメンバー数が1,000人単位のグループもあり、そのようなグループに入って自分のセミナーの告知をすることで、多くの人にセミナーのことを知ってもらうことができます。
無料でセミナーの告知をすることができますが、気を付けなければならない点もあります。
グループ内での投稿は、通常のフィードの投稿と同じようにウォール投稿になるため、時間が経つと流れてしまいます。数々のグループの中からいくつか最適なグループを探し、それぞれのグループに入って同じようにセミナーの告知をすると良いでしょう。
告知をする際はマナーを守り、定期的に告知するようにしましょう。

チラシを作成する

セミナーの告知をして集客につなげるためには、チラシの作成も効果的です。
もしかすると、セミナーの内容や対象となる人の年代によってはSNSを利用していない人もいるかもしれません。その場合は上で紹介したFacebookのようなSNS媒体を利用した集客は難しい場合もあります。そのような時にも使える集客方法が、チラシによる集客方法です。
チラシであれば、対象となる年代の人が利用するような施設に設置してもらうことも可能ですし、ポスティングという方法もあります。友達や知り合いに会う予定がある場合は、会う人それぞれにチラシを配り、セミナーの開催について知ってもらうこともできます。
可能であれば、何枚かチラシを渡して、それぞれの友達や知り合いに宣伝として配ってもらうのも良いのではないでしょうか。
そうすることで、様々な人にセミナーの開催について広まることになり、集客にもつながります。チラシを作成する場合、他の広告やチラシと同じような見た目や内容では見た人の目を引くことができない可能性もあります。チラシを作成する際のポイントについてまとめますので参考にしてみてください。まず、チラシのタイトルは明確で分かりやすいタイトルにしましょう。
チラシを手にした時に最初にタイトルを見ることが多いと思いますので、パッと見た時に何についてのセミナーか分かるようにしましょう。
パッと見て3秒で分かるようにすると良いそうなので、少し意識してみると良いかもしれません。
次に、人がチラシを見る時の目の導線を意識したチラシの構成にすると良いようです。
ほとんどの人は、チラシを見る時に“Z型の導線”で見るとのことで、チラシの構成もその導線を意識して考えると、見た人の印象にも残りやすいです。簡単にまとめると、“タイトルを含め、チラシの上段の情報→チラシの中段の右半分の情報→チラシの中段の左半分の情報→チラシの下段の情報”という順番で見ることになりますね。
このような構成を意識しながらチラシを作成することになりますが、セミナーに関して伝えたい情報のすべてをチラシに盛り込めば良いということではありませんので気を付けましょう。次に意識したほうが良いポイントは、チラシの情報にメリハリをつけるということです。
強調したい情報を記載してある部分のフォーマットや文字の大きさを変更したり、チラシの文字はできるだけ色をそろえたり、自分のセンスを活かして、他の広告やチラシと差をつけられるように工夫してみると良いでしょう。
今後もチラシを作成することがあるかもしれませんので、チラシの構成ができたらフォーマットとして残しておくことをおすすめします。そのためにも、編集しやすいデータにしたり情報の区分けをしておいたり、フォーマット化してこの先も使えるようにするための工夫も必要になってきます。

セミナーのポータルサイトを利用する

セミナーのポータルサイトは、何か悩みを持っていて解決したい人や何らかのセミナーの情報を探している人がアクセスするサイトのため、効率よくセミナーの告知をすることができるのはもちろんのこと、サイトを見ている人にヒットしたセミナーであれば申し込みをしてくれることもあるでしょう。
セミナーのポータルサイトは、ほとんどのサイトが掲載料無料となっていますので、お金をかけずに幅広くセミナーの告知をすることができます。
また、セミナーのポータルサイトには、バナー広告の枠が用意されていることが多いです。
セミナーのポータルサイトで告知をするだけではなく、告知に加えてバナー広告を出すことでも、さらなる集客を見込めるのではないでしょうか。
バナー広告を出す場合に覚えておいたほうが良いポイントは、“広告に見えないような自然なバナー広告にすること”とのことなので、バナー広告を出す際は他の一般的なバナー広告とはテイストを変えると良いかもしれません。

セミナーの集客方法にはいろいろな方法がある!

 上では、セミナーの参加者を集める方法として3つの方法を紹介しました。集客方法には様々な方法があり、今回紹介した3つの集客方法だけではなく、他にも様々な方法で参加者を集めることができます。
どのような方法で参加者を集めるかについては、すべての方法を利用して集客するのではなく、それぞれのセミナーごとに適している方法で集客するのが良いでしょう。
例えば、高齢者向けのセミナーを開催する場合で考えてみましょう。
高齢者の中にはスマートフォンやパソコンを持っていない人も多く、上で初めに紹介したFacebookのようなSNSを利用して集客しようと思っても難しいかもしれません。
そのような場合、2つ目に紹介したチラシを使った集客方法がおすすめです。可能であれば、上でも説明したように、対象の年齢層の人が利用する施設にチラシを設置させてもらったり、セミナー会場付近の地域の住宅にポスティングしたりして、セミナーの告知をしてみましょう。
SNSやセミナーのポータルサイトなどを利用して集客する場合でも、併せてチラシでの告知をすることで、セミナーの参加者を増やすことにつながります。様々な集客方法を試してみて、それぞれどのくらいの参加者を集められるか比較してみるのも良いのではないでしょうか。

その他にも、セミナーに参加特典を付けて、セミナーに参加した人全員にプレゼントすることで集客アップにつながるということもあります。参加特典と言っても、何でもかまわず付ければ良いというわけではなく、抑えておくべきポイントがあります。
まず、参加特典を付ける場合は、セミナーの内容と相性が良いものを選定するようにしましょう。
セミナーの内容を補完するものや、セミナーとの相乗効果があるものであれば、なお良いでしょう。セミナーに参加する人が、セミナーによって最終的にどのような成果を得たいのかを考え、それに応えられるような特典を用意すると参加者にも喜ばれますよ。
次に、参加者への特典を付けるのなら、その特典の価値をしっかり伝えなければなりません。
なぜ、その時のセミナーの特典としてそのアイテムを選んだのか、また、特典として選んだそのアイテムの良さはどのようなことなのか、そのアイテムを選んだ背景を分かりやすく伝えましょう。
その特典を付けることによって、参加した人が得られるベネフィットが伝わるような説明書きを、特典と一緒に配布すると良いでしょう。

セミナーを開催する際に設定する参加費用の相場はどのくらい?セミナーの内容によって、参加費用にどのくらいの差がある?

 ここまでは、セミナーを開催するにあたっての準備として、必要なアイテムや備品、会場の選び方などについてまとめました。最後に、セミナーの参加費用についてまとめます。
各地域で開催されているセミナーにはいろいろな種類のセミナーがあり、それぞれのセミナーによって、設定されている参加費用も異なってきます。中には参加費用がかからないセミナーもありますが、多くのセミナーは参加費用が設定されています。自分が開催するセミナーの参加費用をどのくらいの金額に設定したら良いか、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
セミナーの参加費用の決め方や、大体の金額の相場をまとめますので、参加費用を設定する際の参考にしてください。初めにまとめるのは、セミナーの参加費用の決め方についてです。

・コストから逆算してみる

セミナーの参加費用を設定する際は“コストから逆算して考える”ということが基本となっています。これは、普遍的な経済の原理に従ったものです。参加者一人あたりにかかるコストを考え、必要な利益が出るように単価を定めるということになります。

・競合するセミナーの参加費用の設定と比較して決める

セミナーを開催する場合、他に競合するセミナーがある可能性もないとは言い切れません。
同じような内容のセミナーがある場合、参加者としては、少しでも料金が安いセミナーに参加したいと考えることも多いと思います。競合するセミナーが参加費用をどのように設定しているか確認してから、自分が開催するセミナーの参加費用を考えてみても良いでしょう。
競合するセミナーが分からない場合は、セミナーのポータルサイトを見て、自分が開催するセミナーと似たような内容のセミナーを探して価格の相場を調べてみると、参加費用を設定する際の参考になるかもしれません。ただ、競合を意識しすぎると、先が見えない価格競争のようなものに巻き込まれ、逆効果になる場合もあります。
理想的なのは、初めから競合をしないことや、競合するセミナーと比べて参加費用が高くても、セミナーの内容で料金以上のプライスを参加者に提供するということです。

・セミナーで提供できる価値から考える

これは、セミナーに参加することによって参加者が得られる価値を考えた上で単価(参加費用)を設定するということです。セミナーを開催することで参加者に提供できる価値が高ければ、それだけ参加費用も高く設定すれば良いのです。価値とは何か、ということを考えた時に、一番分かりやすいのが“資格”です。セミナーに参加することで、参加者が仕事や今後のキャリアで活かすことができる資格を取得できるセミナーであれば、参加者にとって価値が高いということになります。
“自分が開催するセミナーは、参加費用がどのくらいであれば参加者も納得するか?”ということを考えて、セミナーの参加費用を設定しましょう。

セミナーの参加費用の相場はこのくらい!

上ではセミナーの参加費用の決め方についてまとめましたので、次にセミナーの参加費用の相場について簡単にまとめていきます。
セミナーの参加費用は、大きく分けると“0円(無料)”、“3,000円”、“5,000円”、“8,000円”、“それ以上”というように分けられます。2020年7月のデータになりますが、参加費用が有料で設定されているセミナーの中では、参加費用が3,000円に設定されているセミナーが一番人気だったようです。セミナーの参加費用の設定で悩んでいる人は参考にしてみてください。
一つ覚えておいたほうが良いことは、同じカテゴリーに分類されるセミナーでも、それぞれのセミナーのテーマや戦略によって様々な費用の設定があるということです。
誰でも気軽に参加できて、もし気に入ればまた次も参加してほしいというような“体験”形式のセミナーの場合は、参加費用が安く設定されていることが多いです。
反対に、セミナーに参加することで資格が取得できたり専門性が高いセミナーだったりする場合、参加費用も設定されていることがほとんどです。
10,000円を超える参加費用がかかることも少なくないですし、中には数十万円という参加費用が設定されているセミナーもあります。セミナーの参加費用を設定する際は、その参加費用に見合った付加価値のあるセミナーになるように心がけましょう。

まとめ

セミナーを開催するにあたって、準備しておくべきことや会場の選び方、都道府県ごとのセミナーの開催におすすめの会場、集客方法やセミナーの参加費用の設定について、ということをまとめてみました。セミナーを開催するためには、事前にやっておかなければならないことが数多くあります。
すべての準備を1人でやろうとすると、考えている以上に大変なことが多いと思います。
可能であれば、できるだけ周りの人にも声をかけて、複数人で準備をするようにしましょう。
セミナー当日よりも、それまでの準備が大変かもしれませんが、自分が理想とするセミナーを開催することができるように頑張りましょう!