家計を節約したいのであれば、食費やレジャー費、被服費のような毎月金額が変動するものよりも、固定費を抑えた方が断然お得です。こちらでは、固定費の種類や節約の仕方、どれくらいの違いが出るのかなどについて紹介していきます。

固定費の種類

固定費というのは、住宅ローンや家賃、通信費、保険料等の毎月ほぼ金額が決まっている家計支出のことです。一方で、食費やレジャー費、被服費などは毎月の金額が安定しておらず、条件によって毎月変化する変動費と呼ばれています。一般的に、家計の節約をする人の多くがこの変動費の支出を抑えようとしますが、慶弔費や被服費などはある日突然必要になってしまうことが多いため、計画通りに貯蓄を進めていくことが困難です。もちろん、毎月変動費で節約できたものを貯めておき、一定の額になったら貯金するというのも一つの方法ですが、予定通りにならないことがあって不満をため込む人も少なくありません。その点、固定費は一度見直せばほぼ毎月節約できる金額も固定することになります。

こんな固定費は抑えやすい

固定費の中でも、普段からゲームやSNSばかりで高額な通信費や大容量のプランを組んでいる人の場合は、通信費の節約が効果的です。有料のコンテンツは単価が少額なものも多く、無駄遣いをしていない気持ちになりがちですが、まとめて請求された時の年単位の合計額を見るとかなりの支出となります。また、実際の使用量よりも容量の多いプランを組んでいる人も多く、データ通信量の変動が激しい場合には、翌月繰り越しを利用したプランへの乗り換えがお勧めです。
保険に加入してしばらく変更していないというときは、保険の見直しも効果的です。自分の経験では、ライフイベントがある時期以外にも3~4年程度で見直しをするとお得なものが見つかりやすいです。

検討する価値のある固定費

条件次第で検討してみたい固定費としては、住宅ローンや家賃が挙げられます。生活費の大半をこれらで消費しており、節約効果も高いです。金利が下がっている時や安い賃料で条件の良い賃貸住宅を見つけていた時などは、思い切ってローンの見直しや引っ越しをしてみる価値があります。また、子どもにはあれこれ吸収してほしいという親心から、たくさんの習い事をさせる家庭もありますが、子供がやる気のないもの、あまり成果が表れないものなどは、見直すことも一つの選択です。
住んでいる地域にもよりますが、不必要な車は処分してシェアカーやレンタカー、タクシーなどを遣えば、車の購入や維持よりも費用負担が安くなります。また、大型車をやめて軽自動車などに変えれば、自動車税やガソリン代の節約にもつながります。

なぜ固定費の節約がおすすめか

節約をする場合、変動費よりも固定費を中心的に抑えた方が効果的であるといわれています。これは、変動費に比べて節約による締め付けが少ないこと、一度見直しを行ってしまえば、毎月確実に貯金ができるようになることなどが大きい理由です。長期的に契約している固定費の中には、新しいプランよりも不利な条件のものがたくさんありますので、数年に一度は見直しをしてみると良いでしょう。我が家では、保険料の見直しを家族4人でしたところ、毎月8,000円の支出減、オール電化住宅で節約を意識するようになり、年間で2万円弱の支出減になりました。

年単位で見ると大きな節約に

このように、固定費は見直しや変更に手間がかかるものも多いですが、毎月一定の額の節約ができますので、年単位で見ていくとかなりの節約になります。例えば、固定費を月に5,000円抑えるだけで、1年で6万円、5年で30万円の節約になります。当たり前のように毎月支払っている固定費は、新しいプランや低い利率の商品がないか、時折確認してみましょう。家族間で情報を共有し合うことで、自分では考えていなかった項目の節約ができる場合もあります。

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