変動費と固定費とは、企業の会計を管理する上で必要となる概念です。
費用をこの2つに分けることで、企業が経費削減を図る時にどこに焦点を当てればいいのかが一目瞭然になります。
この考え方を家庭でも使い、家計の支出を2つに分けて家計の節約を図る方法を探っていきます。
Contents
固定費・変動費とは?
家計の支出は、大きく固定費と変動費に分けられます。
固定費とは生活する上で定期的に発生する一定額の支出をいい、これに対し行動の頻度や度合い・何を選択するかによって変わる定額ではない支出が変動費です。
固定費に分類される主な支出は以下の通りです。
- 住居費
- 水道光熱費
- 通信費
- 保険料
- サブスクリプション代
- 自動車費
- お小遣い
一方変動費に含まれるものとしては、以下のような項目が挙げられます。
- 食費
- 日用品費
- 娯楽費
- 交通費
- 医療費
- 被服費
- 美容費
- 教育費
- 交際費
固定費は生活のために欠かすことのできない支出であるのに対し、変動費は必ずしも全てが必要な費用ではないことがわかります。
家計簿の支出を固定費と変動費に分けるメリットは?
家計費を節約したいと思ったら、支出の現状を把握することが必要となります。
支出について、毎月どういう項目にいくらぐらい使っているのかがわかってはじめて、節約できそうなポイントが見えてくるからです。
固定費と変動費に分けることで、家計のどこに問題点があるかがわかるようになり、改善策を立てやすくなります。
たとえば毎月3万円の赤字が出ている場合、4万円かかっている食費を1万円にするのは難しいことが多いでしょう。
一方、固定費と変動費に分けた上で、固定費として保険料を月8万円払っているとわかれば、保険を見直すなどして3万円支出を削減するというのは十分現実的ではないでしょうか。
とにかく支出を「見える化」するのが節約への第一歩です。
まずは家計簿の項目をざっくり分けてみよう
「家計簿をつけはじめたけれど、なかなか続かない…」と悩んでいる人は多いはず。
家計簿をつけ始める時に、以下のように細かく項目を分けてはいませんか?
- 食費
- 日用品費
- 通信費
- 水道光熱費
- 保険料
- 交際費
- 医療費
- 美容費
- 被服費
- 住居費
- 教育費
- 特別費
たしかに家計の流れを正しく把握するためには、細かい項目分けも必要です。
ただし、いきなり細かく項目を分けると、支出をどの項目に分類すべきなのか迷ってしまいやすく、次第に家計簿をつけるのが億劫になってしまうことも。
しかし、本来は支出の大きな項目を把握し、「本当に必要な支出なのか?」を考える癖をつけることが家計簿をつける目的です。
慣れないうちは記録の方法にこだわりすぎず、以下のようにざっくりとした項目分けから始めてみましょう。
- 食費
- 日用品費
- 固定費(家賃・光熱費・通信費)
- 特別費
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節約するためには変動費と固定費どっちを減らせばいい?
変動費は毎日の生活に欠かすことのできない費用ではないのだから、家計を節約するためにはこの変動費を削減すればよいとも考えることができます。
実際にさまざまな工夫をすることで変動費は抑えることができ、例えば食費は、外食の回数を減らしたり自炊に変えることで削減が可能です。
交通費であればタクシーの利用を減らし公共の交通機関を使うとか、余裕がない月には洋服を買うのを我慢する等、変動費の支出は簡単にコントロールできるといえます。
変動費の支出は1回でも我慢をすればその分すぐ減らすことができ、節約の効果が直ちに現れる点が変動費を削減するメリットです。
ただし、効果がすぐに表れるというメリットを持った変動費の節約ですが、その効果はあくまでも一過性のもの。
毎月コンスタントに一定額の節約を続けることはなかなか困難です。
に対し定期的な一定額の支出である固定費にはいったん発生してしまうと削ることは難しいという側面があるものの、これを節約することができれば毎月一定の額が削減され続けることになり、変動費の削減よりも高い効果を継続して得ることができます。
【項目別】固定費の削減方法!
・住居費
・水道光熱費
・通信費
・保険料
住居費
家賃や住宅ローンは、毎月発生する固定費の中でも負担が大きくなりやすい項目です。
大家さんと交渉することで、現在住んでいる場所の家賃を引き下気られる場合もありますが、決して簡単ではありません。
そのため、生活水準を変えずに家賃を引き下げたい場合は、引越しをすることをお勧めします。
もちろん、職場から遠くなったり、地域のコミュニティに参加しづらくなったりするデメリットもあるため、一概に引越しをするのが良いとはいえません。
しかし、どうしても家賃を下げたい場合は、引越しを検討してみたほうがよいでしょう。
引越しをする際は初期費用をなるべく抑えるのがポイントです。
新規契約時であれば、家賃や敷金・礼金などは交渉次第で割引いてもらえる可能性があります。
とくに閑散期と呼ばれる6〜8月の間を狙って引っ越せば、こちらに有利な条件で引越しをしやすくなるかもしれません。
また、住宅ローンは、金利の安い他の金融機関に「借り換え」をすれば、毎月の返済額を減らせる可能性があります。
水道光熱費
電気料金やガス料金は、節約しやすい固定費の一つです。
一般的に「基本料金+使用した電力量に応じた料金」で、毎月の電気料金が決まります。
最初に契約してから一度も見直しをしていない場合、必要以上に大きなプランを契約している可能性があるため見直した方が良いでしょう。
たとえば、一人暮らしをしているにもかかわらず、3〜4人家族向けのプランを契約しているケースがあります。
この場合、元々の基本料金が高くなってしまうため、どんなに電力の使用量が少なくても、一定額の料金を支払うことになってしまうのです。
契約プランを見直せば、基本料金を抑えられるため、合理的な形で契約ができます。
さらに料金を抑えたい場合は、電力会社の変更を検討してみましょう。電力会社によって料金体系は大きく異なり、基本料金を0円としているケースもあります。
ガス料金も電気料金と同様に、契約する会社を変更することで、コストを削減できる可能性があります。
通信費
固定費を削減したい人は、インターネットやスマートフォンなどの、いわゆる「ネット料金」も積極的に見直してみましょう。
多くの場合、利用できるデータ量に応じて料金が分けられています。
普段の通信量が少ないにもかかわらず、使用量の上限が大きいプランを契約している場合、無駄が多くなってしまうため、プランの見直しを検討した方がよいでしょう。
また、大手キャリアで契約している人は格安SIMへ見直しをするのも一つの方法です。
格安 SIMは大手キャリアの通信回線を借りる形で契約を提供しているため、通信品質に大手キャリアとの差はさほどありません。
単純に、通信会社を乗り換えるだけで毎月の負担を抑えられるので、 経費を抑えたい人は積極的に検討してみましょう。
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単純に、通信会社を乗り換えるだけで毎月の負担を抑えられるので、経費を抑えたい人は積極的に検討してみましょう。
保険料
生命保険や損害保険の保険料も、固定費の中では見直す余地の多い項目といえます。
まずは今の自分にとって不必要な保険に加入していないか、 必要以上に高額の保障に加入していないか、などを確認してみましょう。
同じような保険に複数加入している場合は1つに絞ることで、保険料を抑えられる可能性があります。
さらに保険料を抑えたい場合は、保険会社の乗り換えも検討してみましょう。
同種の商品でも保険会社を変えるだけで、保険料の負担を抑えられる場合があります。
ただし、 保険料を抑えたいからといって、むやみに解約するのはおすすめできません。
当然、解約をすれば大切な保障がなくなりますので、万が一のリスクに備えられる状態になっているかは必ず確認しましょう。
加入目的がはっきりしていれば、複数の商品に加入すること自体は悪いことではありません。
どの保険を解約すべきか迷った時は、生命保険の担当者や、保険のプロであるファイナンシャルプランナーに相談してみましょう。
自動車費・サブスクリプション代
自動車を所有している人で、使う機会が減っている人は思い切って車を売却し、必要なタイミングでレンタカーや、カーシェアなどのサービスを利用するのも一つの手です。
特に カーシェアは月額料金さえ支払えば、ガソリン代や 駐車場などを個別に支払う必要がなく、 月々のコストを管理しやすいという魅力があります。
また、不要なサブスクリプションサービスに加入していないかも確認してみましょう。
「いつか使うかも」と思って解約せずにそのままにしているケースもあるかもしれませんが、必要になった時に都度加入した方が、経済的です。
節約は無理なく!
変動費の節約は効果が出やすいメリットがあるものの、食べたいものや遊びに行くのを必要以上に我慢するとストレスが伴う場合も考えられます。
一方、固定費の節約は、我慢している意識を持たないまま毎月一定の額を削減できるため、「続けやすく、効果が高い」のが特徴です。
いくら節約できると言っても、日常から生活を楽しむ余裕やゆとりが失われてしまったのでは、本末転倒です。
固定費と変動費の中で、自分たちにとって必要なもの・少しは削ってもいいものは何かをじっくり考えて、無駄を省いた豊かな生活を送りましょう。
夏休みは家族みんなで楽しい旅行に出かけたり、お子さんの将来のためにしっかり教育費を準備しておくために家計簿を使ってるけど、上手く活用できてない方におすすめなのが「マネーフォワード ME」。
「マネーフォワード ME」では、銀行引き落としやクレジットカードの支払いに加え、d払い・Suicaなど電子マネーでの支払いといった様々な支出を一つのアプリで簡単に管理ができます。
また、資産についても銀行の資産だけでなく証券や暗号資産・FXさらにANAマイレージ・JALマイレージ・Vポイントといったポイント残高まで一つのアプリで自動連携し一元管理できるので手入力は不要です!
月々の収入を、固定費や変動費含め自動でグラフ化してくれて「何に使いすぎているのか」など無駄な出費がひと目でわかります。
さらに節約のヒントもアプリが提案してくれて現金で支払った場合もレシートを読み込めば手入力せずに管理が可能です。
月々の支出推移や予算管理機能を活用し、目標に向けた賢いお金の使い方を実現しましょう。
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