「給料日はまだ先なのに、もうお金がない!」
「もうすぐカードの支払い日なのに、残高が足りない!」
「欲しいものがあるのに買えない!」
お金がない状態は、本当にストレスですよね。常に不安を抱えてイライラしたり、ひどいときには鬱状態になってしまったりと、日々の生活が楽しくなくなってしまいます。
世の中の大抵のことはお金で解決できると言われていますが、お金がないことだけはお金で解決することができません。
あり余るほどのお金が欲しいとは言わないけれど、生活に困らず、たまに旅行に行ったり好きなものが買えるくらいのお金があったら、いいですよね。
すぐにお金を増やすことはむずかしいですが、お金がないストレスを少しでも減らすことは可能です。この記事では、お金がないことから来るストレスの解決方法をご紹介します。
お金がないストレスの解決法とは?
収支を把握する
お金がなくなってしまう原因の一つとして考えられるのが、どんぶり勘定です。どんぶり勘定をしていると「気づいたらお金がなくなっていた」ということになりかねず、本当に必要なときにお金を使うことができません。
ついどんぶり勘定してしまうという人は、毎月の収入額と使っても良い金額を整理し、収支を管理しましょう。今はパソコンでもスマホのアプリでも、簡単に入力できる無料の家計簿のソフトがあります。毎月つけることで、お金の使い方を把握でき、無駄な出費を抑えられるようになります。
収支を管理すると、支出を抑えられるだけでなく、どれくらいお金が足りないのかを知ることができます。漠然と「お金がない」と思うとストレスが溜まっていく一方ですが、「いくら足りないか」をしっかり把握できていれば、つらい気持ちも和らぎます。
少額でもいいから、おこづかいを設定する
お金がないという人は、少額でもいいので「毎月自由に使えるお金=おこづかい」を設定してみましょう。好きな物を、決められた範囲で買うようにするのです。毎月決まったおこづかいを設定することで、最初は難しくても、徐々に「やりくりする」という感覚を身につけることができます。
使える金額が決まっていると、欲しいものに優先順位をつけて取捨選択していかなくてはなりません。自ずと本当に欲しいものだけを購入するようになりますし、きちんとおこづかいの範囲で買い物ができると「上手にやりくりできた」という達成感も得られます。
ものを捨てる
お金がないストレスの解消方法として「ものを捨てる」と聞くと、意外に思われるかもしれません。しかし、お金がないときこそ、断捨離のタイミングです。自分の持ち物を整理しましょう。
いらないものを捨てるのは勇気がいりますが、すっきりした部屋になれば、何がどこにあるのかが把握できて、無駄な出費が抑えられます。「あれもこれも必要だと思っていたけれど、実は必要なかった」ということに気づけるかもしれません。
余力があれば、捨てずにフリマアプリなどに出品してみるのもおすすめです。自分にとっては不要になったものでも、案外ちょっとしたお小遣い稼ぎになるかもしれませんよ。
お金がない状態を脱却するためには、お金の知識も大切

お金がないと、ストレスは溜まっていく一方。工夫しながらお金を増やし、できるだけ早くストレスのループから脱却しましょう。
お金のことで悩まないためにどうすればいいのかが分からなければ、専門家に相談してみるのもおすすめです。
今は、ファイナンシャルプランナーに直接質問ができる無料の相談窓口などもあります。お金の使い方をどう改善していけばいいかを相談することで新たな糸口が見つかり、お金のストレスから解放されるかもしれません。
また、常に「お金がない」と言っている人は、それが口癖になっている場合もあります。仕事をしていてまったく収入がないわけではなくても、「足りない」「少ない」と感じることが身に沁みついてしまっているのかもしれません。
常に「幸せ!」と言っていると幸せになり、「自分は不幸だ」と言っていると実際にそうなってしまうように、「お金がない」と口に出していると、お金がないことが現実になっていってしまいます。まずは口癖を変えるというのも一つの手。「お金がない」を「お金はある」に変えると、何か変わる感じがしませんか?これなら簡単にできますよね!
FPさんからひと言
お金がないことによるストレスから解放されるために、一番必要なお金の知識はなんでしょうか。
「あればあるだけ使ってしまう」それはある意味人間本来の姿です。動物は生きていくうえで、目の前のものを食べます。
実はお金も同じ、脳の働きで行動します。
そこで脳の仕組みを「残った分をつかうしくみ」に切り替えましょう。そしてお金の知識を身に着けましょう。
お金が増えるとストレスはみるみるうちになくなりますよ。
文・聞き手/@SEMINAR編集部 監修・話し手/宇野泰江